【概要】

Samsung(サムスン)とはスマートフォン・テレビ・各種家電のほか、半導体製品群(メモリストレージ(HDD・SSD)・ディスプレイなどの部品を供給する大韓民国(韓国)の企業群(サムスングループ)です。
スマートフォンのGalaxy(ギャラクシー)やフラッシュメモリ製品(USBメモリ,SSD,SDカードRAM)などを開発・製造・販売している「サムスン電子」や半導体基板などの電子部品の製造を行っている「サムスン電機」などが主要企業として挙げられます。

このページではスマートフォンの供給元である「サムスン電子」を中心に解説していきます。

スマートフォン分野・家電・半導体製品群においてのシェアが世界の上位群にあります。
海外において、スマートフォンといえばiPhone」か「GALAXY(Samsungのスマートフォンブランド)」と言われるほどの普及率を占めています

日本においてもスマートフォンブランドである「Galaxy(ギャラクシー)」やSDカード製品群・DRAM製品・SSD製品などの分野において非常に高い存在感を示しています。

■本社所在地(サムスン電子株式会社)

Samsung Electronics Co. Ltd.
129, Samsung-ro, Yeongtong-gu, Suwon-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea

■日本本社(サムスン電子ジャパン株式会社)

〒102-0071
東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム

【沿革(創業・主要製品の販売開始)】

■沿革

1938年
サムスン電子の親会社である「三星商会」が日本統治時代の朝鮮で設立される。

1969年1月
三星電子工業株式会社が設立される。
その後同年12月に三星三洋電機が設立、1970年1月には三星NECが設立される。
当時は白物家電(冷蔵庫や洗濯機など)やAV(オーディオビジュアル)機器の生産が主であった。

1977年
半導体事業に参入

1983年2月
DRAM事業に進出

1988年
自社製の携帯電話を開発

1992年
10.4インチのTFT液晶モニタを開発
すでに1980年代後半からは、現在のスマートフォンに用いられている技術の礎を築き上げていました。


■携帯電話分野について(日本国内)

Samsungはフィーチャーフォン(ガラケー)が主流であった頃より、ソフトバンクに端末を供給していました。
当時はプリペイド回線などと共に販売される機種として、見かける程度でした。

■スマートフォンブランドの「GALAXY(ギャラクシー)」(日本においての展開)

2010年10月にSamsungの日本向け販売端末では初のAndroid端末である「GALAXY S(スマートフォン)」ならびに「GALAXY Tab(タブレット端末)」がNTTドコモから発売されてから、大きく知名度とシェアが上がってきました。

日本初のGALAXYブランド端末
出典: 「ドコモ スマートフォン GALAXY S」「ドコモ スマートフォン GALAXY Tab」を開発
https://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/2010/10/05_00.html#p01

その後、2013年にはau向けに供給、2014年にはソフトバンク向けに供給されるようになり、大手携帯通信事業者3社すべてにおいて、GALAXYブランドのスマートフォン販売網を確立しました。

なお、日本では国内メーカー(SONY・SHARP・京セラなど)・中国メーカー(Huawei・OPPOなど)・アメリカメーカー(Apple・Googleなど)が携帯電話端末市場のシェア率を競い合っており、日本のスマートフォン出荷台数シェアは近年において、3〜5位で推移しています。(2017年:5位→2018年:4位→2019年→3位)

なお、日本ではSamsungからの直売は行われておらず、携帯通信事業者が販路となっています。

■スマートフォンブランドの「GALAXY(ギャラクシー)」(世界においてのシェア)

GALAXYブランドは多くの国で出荷台数シェアの1〜3位を保持しています。
特にAndroid端末の出荷台数シェアは1〜2位であり、非常に強い勢力であることがわかります。

出典:Premium Smartphone Market Collapses 8% in Q1 2019, After Apple Shipments Drop 20%-Counterpoint
https://www.counterpointresearch.com/premium-smartphone-market-collapses-8-q1-2019-apple-shipments-drop-20/

Samsungは家電においてあらゆる国や地域に販路を確保しており、更に自社生産の有機ELディスプレイや他社スマートフォンより高性能である自社製プロセッサを武器にAndroid端末市場内で強い存在感を示すことができました。

各市場にあった機能や性能や価格のスマホをそれぞれの市場に投入し、ここでも強力なブランド力を生かして成功をおさめており、海外ではスマートフォンの2強といえば「iPhone」対「Samsung製スマートフォン」という構図ができあがり、現在もその勢力は保たれています

 

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