【今回のテーマと前回の内容】

第12回目以降は連続して「オークション・フリマサービでスマートフォンを出品し売却するまでの流れ」について解説していきます。
これらの行程を1記事にまとめることは、難しいため複数回に分けて解説を行っています。
今回は「出品画面に掲載する写真を撮影する」という行程について、撮影ポイントや掲載写真について解説していきます。

なお、前回は「出品するサービス(媒体)を選択する」という行程について、主要3媒体(ヤフオク、メルカリ、ラクマ)の特徴・手数料率などの比較を行い、どのサービスを使えばよいのかという判断材料をまとめています。

前回の記事:(スマホ売却)スマホを出品するオークション・フリマサービスの選び方(ヤフオク・メルカリ・ラクマ)【第12回目・実践編】

【このシリーズについて】

このシリーズでは中古スマートフォン(白ロム)の売却に長く携わっていた管理人が、これからスマートフォンを売却しようと考えている方へ「基本的な知識」・「高く売却するための方法」や「自身で売却するため」のハウツーをまとめています
スマートフォンの売却を考えている方も考えていない方も、スマートフォンの知識として有益な情報を含めていますので、お時間がある際にでもぜひ読んでいただけると大変嬉しく思います。

記事一覧はこちらからご覧いただけます。

【オークション・フリマ出品までの大まかな流れ】

スマートフォンをオークション・フリマサービスで出品し、売却するまでの流れ
スマートフォン取扱事業者に買取を依頼する場合は、主に次の準備や行動をします。
↓↓第12回目で解説している内容↓↓
 ①出品するサービス(媒体)を選択する

↓↓今回の記事で解説している内容↓↓ 
②出品画面に掲載する写真を撮影する

↓↓第14回目で解説している内容↓↓
 ③出品画面に掲載するタイトル・説明文を作成する

↓↓第15回目で解説している内容↓↓
 ④価格を設定する・出品手続きを行う
 ⑤買い手がついた場合は、スマートフォンを発送する。
 ⑥取引完了後、入金手続きを行う。
 ⑦(買い手がつかない場合)出品を見直す

なお、出品するスマートフォンで行っておくべき作業については、次の記事が参考になります。

(スマホ売却)スマホを売却する前に行っておく事【第9回目・実践編】 

【出品画面に掲載する画像を撮影する】

オークション・フリマサービスの出品にあたり、掲載する写真は商品の状況を購入希望者へ伝える大切な要素です。
購入希望者が安心して入札・購入できるように、要点をおさえた写真の掲載を心がけることにより、取引成立率が高くなる要素のひとつでもあります

今回はスマートフォンを出品するにあたり、どのような写真を撮影・掲載するべきかについて、解説していきます。

【オークション・フリマサービスごとの掲載できる写真枚数】

オークション・フリマサービスによって、掲載できる写真の枚数は異なります。
まずは各オークション・フリマサービスの掲載できる写真の枚数と種類について確認していきましょう。

ヤフオク!メルカリは10枚の写真を掲載することができますが、ラクマ4枚の写真しか掲載することができません
ラクマのケースにおいて、4枚の写真のみでスマートフォンを売却しようというのは、正直現実的な話ではありません。
ラクマで写真を掲載する場合は、「コラージュアプリ」などを用いて1枚の画像に複数の写真を掲載すると良いでしょう。

2枚の写真を1つの画像に掲載する例

また、ヤフオク!ではPNG画像を掲載することができないため、画像編集(テロップ入れなど)でPNGに変換された画像をアップロードする場合は、画像のフォーマットをJPEGに再変換する必要があります。
※スマートフォンからはPNG画像のアップロードが可能なようですが、公式ページではアナウンスされていません。

【写真撮影の際のポイントと注意点】

オークション・フリマサービスの出品画面に掲載する写真の撮影を行う時に、心がけると良いポイント注意するポイントについて説明いたします。
※スマ辞書ライターが実際に出品し、成約した商品の撮影画像・掲載画像を元に解説していきます。(一部画像を除く)

■撮影の際のポイント

・全体的な撮影ポイント

・側面の撮影ポイント

・付属品などの撮影ポイント

■撮影の際の注意点

傷・汚損や破損の有無や色合い・正しい色調や細部が見えづらくなり、「買い控え」や「購入後に写真や説明文では確認できない箇所に対する苦情」の原因となります。

・掲載写真としてふさわしくない写真の例を見てみましょう。

写真撮影の際は「映り込み」・「ピンぼけ」・「ゴミの映り込み」・「画像の見切れ」・「明るさ」などに注意しましょう。

掲載写真は出品商品の顔となる要素です。
掲載写真がしっかりと撮影されているということは、購入者に安心感を与えることによる、取引成立の可能性を高くするだけでなく、購入者に出品商品が届いた後に苦情等のトラブルが起きにくくする効果もあります。

ぜひ、紹介した撮影ポイントを参考にして、出品画面に表示する写真の撮影を行ってみましょう。

【出品時に掲載するべき写真(基本)】

出品時に掲載するべき写真をまとめました。
最低限、次に挙げる写真を掲載することで、購入者が出品商品を容易に確認することができることで、安心して購入することができます。
なお、本体に傷や破損がある場合は、次の項【出品時に掲載するべき写真(本体に傷や破損がある場合)】も併せて掲載するべき写真として確認してください。

①スマートフォン本体と付属品の写真

・掲載写真例

スマートフォン本体と付属品(おまけがある場合はおまけを含めて)がすべて写る写真を撮影し、商品ページのトップに表示されるように掲載しましょう。
付属品がない場合は、省略可能です。
→付属品がない場合は、②の画像を商品ページのトップに表示されるように設定しましょう。

②IMEI(製造番号)が表示されたスマートフォン画面の写真

・掲載写真例

IMEI(製造番号)を表示させた状態でスマートフォン画面の写真を掲載しましょう。
このことで、購入希望者は正しいIMEI(製造番号)が確認できるだけでなく、画面表示が正常にできるかも確認することができます。

IMEIの表示の仕方
→【IMEIの確認方法】の項を参照してください。

③スマートフォンの背面画像

・掲載写真例

スマートフォンの背面写真を撮影し、掲載しましょう。

④バッテリー劣化状況

・掲載写真例

バッテリーの状況が表示できる機種の場合は、撮影の上、掲載しましょう。
バッテリーの劣化状況を表示する方法は、次の記事が参考になります。
【第9回】スマートフォンを売却する前に行っておく事(実践編)
→【⑦バッテリー劣化状況を確認し、撮影する】の項を参照ください。

⑤側面(左側)

・掲載写真例

上記撮影例の通りに撮影することで、本体側面左側だけでなく角や下部の状況が分かるため効率的です

⑥側面(右側)

・掲載写真例

上記撮影例の通りに撮影することで、本体側面右側だけでなく角や上部の状況が分かるため効率的です

⑦外箱

・掲載写真例

外箱がある場合は外箱を撮影し、掲載すると良いでしょう。
優先順位は「低」です。

⑧おまけ品の画像

・掲載写真例

おまけ品(例:カバー・未使用の保護フィルムや対応アクセサリ類など)とともに出品する場合は、撮影の上、掲載しましょう。

【出品時に掲載するべき写真(本体に傷や破損がある場合)】

本体に傷や破損があるスマートフォンを出品する場合は、漏らさずに掲載します。
掲載漏れがあると、購入者がスマートフォンを受領した際に、苦情等のトラブルが発生する可能性が高くなります。

・目立つ傷や破損部位の撮影例

・異常箇所等の撮影例

・細かい傷の掲載例

オークション・フリマサービスでは掲載できる写真(画像)の枚数に制限があるため、上記の写真のように、傷や破損箇所を1枚の画像に収めて、掲載することも技のひとつです。

これにより購入希望者もまとめて確認することができ、「このくらいの傷ならいいかな?」など購入意欲を高めることにも役立ちます。

【今回のポイントと次回のテーマ】

出品画面に掲載する写真の撮影ポイント・掲載例などについて、紹介・解説していきました。
出品するオークション・フリマサービスによっては、掲載できる写真の枚数が少ない場合があります。
「複数の写真を1つの画像に収める」などの手段により、できる限り多くの写真を出品画面に掲示することが、購入希望者に安心感を与え、取引成立率を高めるポイントになります。
掲載写真は様々な工夫ができる箇所でもあるため、時間をかけてでも納得のできる掲載写真を撮影し、出品画面に掲載することをお勧めします。

次回もオークション・フリマサービでスマートフォンを出品し売却するまでの流れについて、解説していきます。
次回は「出品画面に掲載するタイトル・説明文を作成する」というテーマを主に説明していきます。
次回の記事:(スマホ売却)出品画面に掲載するタイトル・説明文の作り方(ヤフオク・メルカリ・ラクマ)【第14回目・実践編】

お読みいただき、誠にありがとうございました。

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