【概要】

白ロムとはSIMカードが入っておらず、eSIMの登録されていない携帯電話機のことを指します。
すなわち電話番号が登録されていない携帯電話機です。
携帯電話機の中古市場で販売されているほとんどの端末は白ロムです。

【白ロムの利用方法】

白ロム(SIMカードの挿入されていない正常に動作する携帯電話機)にSIMカードを挿入することで、音声通話やデータ通信を利用することができます。
ただし、SIMロックの状況によっては利用できるSIMカードに制限があります。

SIMロックが施されていない(SIMロック解除済み・SIMフリー)携帯電話機はどの携帯通信事業者でも原則利用できます※。
※利用しようとしている携帯通信事業者の通信方式や周波数帯に携帯電話機(白ロム)が対応していることが必要です。

【白ロムの入手・売却方法】

白ロムは一般的に大手の携帯通信事業者では販売していません。
理由として考えられる事として、携帯通信事業者は新品を仕入れ・販売していることより、競合となる中古品(白ロム)を取り入れることを避ける傾向にあるのだと思われます。

さて白ロムはどこで入手することができるでしょうか?
入手できる代表的な経路は次のとおりです。
・中古携帯電話を取り扱っている販売店
→専門店から身近なところでは大手家電量販店・ブックオフ・GEOなどでも取り扱っている店舗が存在します。
・中古携帯電話と取り扱っているネットショップ
ヤフオク!メルカリラクマなどの個人間売買サイト(プラットフォーム)

これらの場所で白ロムが販売・出品されています。
逆に自身が白ロムを売却したいと思った際は、先程挙げた経路にて売却することができます。

【語源】

■白ロム、灰ロム、黒ロム

白ロムの語源はPHSや2Gの頃の携帯電話機事情にさかのぼります。
当時は電話番号をSIMカードではなく携帯電話機のロム(ROM)に書き込んでいました。

携帯電話を解約した場合、書き込まれていた電話番号は携帯通信事業者の代理店などで本体から消去されます。
携帯電話機のロムに電話番号が書き込まれていない状況のことを「白ロム」と呼ぶようになりました。
なお、解約後も携帯電話機に電話番号が書き込まれているままのことを「灰ロム」契約中の携帯番号が書き込まれており、通話や通信が利用できる状態のことを「黒ロム」と呼んでいました。

■赤ロム=ネットワーク利用制限

販売店などから不正入手された携帯電話において、ネットワーク利用制限措置が取られた携帯電話のことを赤ロムと呼びます。(2008〜2009年頃にソフトバンクが導入、以降他の携帯通信事業者も導入)

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