【概要】
IMEI制限とは携帯通信事業者の契約などにより、指定された携帯電話機以外でSIMカードが利用できないように施されている制限のことを指します。
「IMEIホワイトリスト」方式による接続制限とも言われます。
なお、この制限はSIMカード(契約)に紐付けられており、指定された携帯電話機とSIMカードの組み合わせ以外を携帯通信事業者が検知した場合、接続拒否などの制限が発動します。
【指定IMEI以外の携帯電話機利用の制限】
(前提)
事前に携帯通信事業者はIMEIを登録します。
(動作)
別の端末(同じ機種であってもIMEI が異なる携帯電話機を含む)にSIMカードを差し替えた場合、
通信回線の利用に制限がかかる状態のことを指します。
(例)
SoftBank Airではこの制限が施されています。
SoftBank Airが故障した際に、中古のSoftBank Airを購入してSIMカードを挿入しても利用することができません。
【指定された機種以外の携帯電話機利用の制限】
(前提)
携帯通信事業者が販売された携帯電話機はIMEIと機種型番が紐付かれています。
(動作)
指定された機種以外にSIMカードを差し替えても通信回線の利用に制限がかかる状態のことを指します。
(例)
ソフトバンクのAndroid向けスマートフォンを契約した際に発行されるSIMカードや、auのガラホ契約の際に発行されたSIMカードはこの制限を受ける可能性があります。
各ケースにおいて、指定された機種以外の携帯電話機にSIMカードを挿入した場合、通信回線の利用に制限がかかります。
【どのような制限がかかるのか】
どのような制限がかかるのかは、携帯通信事業者やプランによって異なりますが、主に次に挙げる制限があることがよく聞かれます。
・音声通話やSMSやデータ通信の利用が一切できない。
(各種設定を変更しても、制限は継続します。)
・音声電話やSMSは利用できるがデータ通信の利用が一切できない。
(APNの設定などを行っても、制限は継続します。)