ネットワーク利用制限の調べ方・結果の意味と判定を変更する方法

ネットワーク利用制限の「調べ方」・「結果の意味」と「判定を変更する方法」について解説しています。
なお、用語としてのネットワーク利用制限は次の記事も参考になります。
ネットワーク利用制限

目次

【ネットワーク利用制限とは?】

ネットワーク利用制限とは”分割支払の未納”・”販売店からの詐取・盗難品”や”補償サービスによる回収対象機”などの理由により、携帯通信事業者が携帯電話機(スマートフォン)に対して自社のネットワークへの接続を拒否する措置の事をいいます。
ネットワーク利用制限の対象になった携帯電話機(スマートフォン)は有効なSIMカードが挿入されていたとしても、制限対象の携帯通信事業者の回線を用いた音声通話やデータ通信が利用できなくなります。

【ネットワーク利用制限の確認に必要な情報】

ネットワーク利用制限の確認に必要な情報は2つです。
①携帯電話機(スマートフォン)販売元の携帯通信事業者
例)NTTドコモ、au、ソフトバンクなど…
②携帯電話機(スマートフォン)のIMEI(製造番号)

【IMEI(製造番号)の調べ方】

ダイヤル画面(発信画面)において「*#06#」を入力することでIMEIが表示されます。
Android

iOS

IMEI(製造番号)の詳しい解説や、ダイヤル画面以外からの調べ方は次の記事が参考になります。
IMEI

【ネットワーク利用制限の判定を確認する方法】

NTTドコモから販売されたスマートフォン

①”http://nw-restriction.nttdocomo.co.jp/top.php” へアクセスする。
②「IMEI(製造番号)」と画像認証に表示されている数字を入力し、「確認する」をタッチ・クリックする。
③判定結果が表示されます。結果を確認します。

・結果表示

 

auから販売されたスマートフォン

①”https://my.au.com/cmn/WCV009001/WCE009001.hc”へアクセスし、
「IMEI(製造番号)」を入力し、「次へ」をタッチ・クリックする。
②判定結果が表示されます。結果を確認します。

・結果表示

 

ソフトバンク・ワイモバイルから販売されたスマートフォン

①”https://ct11.my.softbank.jp/WBF/icv”へアクセスし、
「IMEI(製造番号)」を入力し、「確認」をタッチ・クリックする。
②判定結果が表示されます。結果を確認します。

・結果表示

■UQモバイルから販売されたスマートフォン

①”https://uq-communications.jp/nw-restriction/”へアクセスする。
「IMEI(製造番号)」を入力し、「照会する」をタッチ・クリックする。
②判定結果が表示されます。結果を確認します。

■mineo(マイネオ)から販売されたスマートフォン

①”https://my.mineo.jp/info/GNS010101GNS010101_Init.action”へアクセスする。
「IMEI(製造番号)」を入力し、「次へ進む」をタッチ・クリックする。
②判定結果が表示されます。結果を確認します。

【ネットワーク利用制限の結果から分かること】

ネットワーク利用制限判定結果からは、携帯電話機(スマートフォン)の分割払いや事故端末の有無を読み取ることができます。

■ネットワーク利用制限の判定結果要約

 

○判定」、「△判定」の場合

「○判定」であれば分割払いが完済している(または一括で購入した)ことがわかります。
「△判定」であれば分割払い中または、携帯通信事業者の補償サービス加入中であることが推測されます。
また、新規取得から100日程度は一括払い済み・補償サービス解約済みであっても「△判定」となる場合があります。

「○判定」や「△判定」である場合は、携帯電話機(スマートフォン)は通常通り利用することができます。

■「△判定」の場合のただし書き

ただし「△判定」は「現在はネットワーク利用制限の対象ではありませんが、今後対象となる可能性があります」という但し書きがあることを知っておく必要があります

「今後ネットワーク利用制限の対象となる」可能性があるケースとして、「分割払いの支払いを滞った」・「不正な手段で入手した携帯電話機」である事実を携帯通信事業者が確認した場合や、「補償サービスを利用したにもかかわらず、携帯通信事業者に返却されていない旧端末(回収対象端末)」が当てはまります。

■「✕(バツ)判定」の場合

「✕(バツ)判定」の場合、ネットワーク利用制限の対象となっています。
ネットワーク利用制限の対象となっていることで、販売元の携帯通信事業者が提供するネットワーク網を利用することはできません。

(例えば)NTTドコモから販売された✕判定のスマートフォンはNTTドコモの回線を一切利用することができない制限があります。
これは携帯電話機(スマートフォン)のIMEI(製造番号)に対して発動する制限のため、SIMカードを差し替えた場合でも、NTTドコモ(MNO)やNTTドコモ系のMVNO(仮想移動体通信事業者)のSIMカードを制限対象機に挿入しても制限は継続されます。

ネットワーク利用制限が「✕(バツ)」判定となる理由は主に次のとおりです。
・携帯通信事業者から購入した人が、当該携帯電話(スマートフォン)の分割払いを滞った場合
・不正な手段で入手した携帯電話機(携帯通信事業者から詐取・窃取した場合など)
・補償サービスを利用したにもかかわらず、携帯通信事業者に返却されていない旧端末(回収対象端末)
(回収対象端末の例)
端末を紛失したと申告して補償サービスを使い、新しいスマートフォンを入手しました。
その後、紛失した端末を発見しましたが、携帯通信事業者に返却せず、譲渡・売却した場合などがあてはまります。

【ネットワーク利用制限の判定を「△判定」から「○判定」にするためには】

ネットワーク利用制限の判定を「△判定」から「○判定」にするための方法として、次の手段があります。

■携帯電話機(スマートフォン)の分割代金の残債を繰り上げて返済(支払)する

・NTTドコモの場合

ドコモショップで繰り上げ返済(支払い)を行い、お客様サポートセンター(151または0120-800-000)から案内される専用窓口宛にネットワーク利用制限の判定を「△判定」から「○判定」にしてほしい旨を連絡することで、判定が変更されます。
ただし、専用窓口は平日の日中のみの対応となるため、土曜日・日曜日・祝祭日は即日の変更対応ができません。

・NTTドコモ以外の携帯通信事業者(au・UQモバイル・ソフトバンク・ワイモバイルなど)

電話窓口やチャットサポートに繰り上げ返済を行いたい旨を伝えることにより、当月または翌月分の請求に合算する手続きを行ってくれます。
繰り上げ返済分を含む請求の支払い確認が取れ次第、順次ネットワーク利用制限が「△判定」から「○判定」に変更されます。
なお、手続きを行ってから、ネットワーク利用制限の判定が変更されるまで、2〜3ヶ月程度かかります
変更されるタイミングは、繰り上げ返済の手続き時に質問することで、具体的な時期を教えてもらうことができます。

■携帯通信事業者の提供する補償サービスを解約する

携帯通信事業者の提供する補償サービスを加入している場合は、分割代金の残債がない場合でも「△判定」となります。
各携帯通信事業者へ補償サービスの解約を申し出ることで、ネットワーク利用制限が「△判定」から「○判定」に変更されます。
変更されるタイミングについては各携帯通信事業者へ問い合わせすることで、具体的な時期を教えてもらうことができます。

【ネットワーク利用制限の判定を「✕(バツ)判定」から「○判定」にするためには】

■分割払い遅延が原因の場合

・携帯通信事業者から携帯電話機(スマートフォン)を購入した本人の場合

携帯通信事業者から携帯電話機(スマートフォン)を購入した本人である場合は、前項の「携帯電話機(スマートフォン)の分割代金の残債を繰り上げて返済(支払)する」および「携帯通信事業者の提供する補償サービスを解約する」の手順を行うことで、判定を「✕(バツ)判定」から「△判定」または「○判定」に変更することができます。
ただし、回線未払い料金も一緒に支払う必要があります。

・携帯通信事業者から携帯電話機(スマートフォン)を購入した本人ではない場合

原則、ネットワーク利用制限の判定を変更することはできません。
また、前利用者に代わって、分割払いの残債を支払うこともできません。

ただし、中古でスマートフォンを購入したことの分かる書類(領収書・オークションやフリマサービスにおいての取引画面)を持参し、携帯通信事業者のショップへ行くことでネットワーク利用制限を解除してもらうことができたという報告が見受けられます。

なお、確実にネットワーク利用制限が解除される保証はなく、ケースによっては回収されることもあるため、十分留意が必要です。

分割払い遅延以外が原因の場合

・携帯通信事業者から携帯電話機(スマートフォン)を購入した本人の場合

なんらかの不正な状況が原因で、携帯通信事業者へ携帯電話機(スマートフォン)を返却する義務のある状態です。
携帯電話機(スマートフォン)を返却するように依頼される・悪質な事由(補償利用の回収対象機・詐取・窃取)で所有している場合は、損害賠償請求や刑事罰の対象となる可能性が非常に高いです。
当然、ネットワーク利用制限が「✕(バツ)」判定以外の判定に変更されることはありません。

・携帯通信事業者から携帯電話機(スマートフォン)を購入した本人ではない場合

原則、ネットワーク利用制限の判定を変更することはできません。
中古でスマートフォンを購入したことの分かる書類(領収書・オークションやフリマサービスにおいての取引画面)を持って、携帯通信事業者のショップに行くことでネットワーク利用制限を解除してもらうことができたという報告が見受けられます。
これはあなたが不正な状況下にあるスマートフォンであることを知らずに購入した場合は、「善意の第三者」として当該携帯電話機(スマートフォン)の所有権を主張する事ができることによります。

ただし、確実にネットワーク利用制限が解除される保証はなく、回収される可能性もあります。

以上がネットワーク利用制限の調べ方・結果の読み方と判定を変更する方法の解説でした。

【関連ページ】

ネットワーク利用制限
→ネットワーク利用制限の概要並びに制限回避についてまとめています。
制限回避についてはリンク先ページの「■ネットワーク利用制限の回避が可能である。」項をご覧ください。