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目次

■ソフトバンク/ワイモバイル ネットワーク利用制限の判定が「▲(三角)」→どのような状況なのか?

ネットワーク利用制限の判定が「▲」である原因は、複数のパターンが絡んでいることもありますので、よく確認してみてください。

パターン1:本体代金を分割で支払っている最中・最終支払の直後の電話機

当該の電話機は、ソフトバンク/ワイモバイルが販売元となっており、本体代金の支払いが分割払いなどの方法で支払われており、まだ完納していない状態であることを示しています。
注意点
①最近ではお客様負担額(実質)24円や48円などで販売されるケースもありますが、支払条件は分割払いであることに注意が必要です。
②分割払いの最終支払月〜その翌月は、支払状況の確認や更新された利用制限の反映待ちなどのため、一定の期間は利用制限の判定が「▲(三角)」のままとなります。

パターン2:端末補償サービスに加入中の電話機

あんしん保証パックプラス(ソフトバンク)/故障安心パック(ワイモバイル)に加入中の電話機である可能性を示しています。

パターン3:購入日当日の電話機

本体代金を一括で支払った場合でも、購入日当日はすべてのパターンで利用制限の判定が「▲」となります。

パターン4:SIMカードの切替作業をしていない

オンライン等で機種変更を行った場合、機種変更後の電話機と同梱されている新しいSIMカードの開通作業をしていない場合、開通するまでの間、利用制限の判定が「▲」となります。
もし、旧SIMカードで通話・通信ができるからと、新しいSIMカードの開通を行わずにいると、判定が変わることはありません。
また、この状態で当該回線を解約すると、その電話機の利用制限の判定は永久に「▲」となるため、ソフトバンクやワイモバイルで機種変更を行う場合は、新しいSIMカードが同梱されているかの確認と、同梱されていた場合は回線切替作業を忘れないよう注意が必要です。

パターン5:法人契約で購入した一部の電話機

一部の法人契約において、具体的詳細は不明ですが利用制限の判定が「▲(三角)」のまま不変となる場合があります。
このパターンの場合は、元所有者である法人が何かしらの対応をしない限りは、判定は永遠に変わることはないと考えられています。

いずれの場合でも、電話やモバイルデータ通信を行うことが可能な状態です。

■ソフトバンクはApple Watchにもネットワーク利用制限の「▲(三角)」判定をつけるケースがあります

ソフトバンクは日本の携帯通信会社で唯一、セルラー版のApple Watchにもネットワーク利用制限の「▲(三角)」判定をつけています。
おそらく、分割購入・新トクするサポートなどの買い方でソフトバンクからApple Watchを購入した場合が判定の理由となると推測されます。

新品・中古問わず、赤ロム保証のない再販業者やフリマサイトでApple Watchのセルラー版を購入する場合は細心の注意が必要です。

■ソフトバンク/ワイモバイル ネットワーク利用制限の判定が「▲(三角)」であることの弊害

ソフトバンク/ワイモバイル のネットワーク利用制限の確認サイトにおいて、ネットワーク利用制限の判定が「▲(三角)」である場合は、電話やモバイルデータ通信を行うなどの通常利用には影響はありませんが、次のような弊害が生じることがあります。

・電話機を中古スマホ買取店で売却しようとした場合、利用制限の判定が「◯」の場合の買取価格と比べ下がる場合がある。
・電話機を中古スマホ買取店で売却しようとした場合、利用制限の判定が「▲」であることを理由に買取を断られる場合がある。
・ヤフオク(Paypayフリマ)、メルカリやラクマにおいて利用制限の判定が「▲」(分割払い中)の電話機は出品禁止品に指定されており、出品できない。
仮に出品できたとしても、禁止品として出品を取り下げられる場合がある。

基本的には、電話機を売却しようとしたときに、弊害が生じると感じるケースが多いです。

■ソフトバンク/ワイモバイル ネットワーク利用制限の判定を「▲(三角)」から「◯(まる)」に変更したい場合の対処法と所要時間目安

ネットワーク利用制限の判定を変更するためには、一部のケースを除き、電話機を購入した契約者本人がすべて対応する必要があります。

冒頭で説明したとおり、複数の要因がネットワーク利用制限の判定「▲」の理由となりえるため、パターン3(購入日当日)/パターン5(法人契約)以外の対処方法について、それぞれ説明していきます。(ご自身に該当する項目をすべてクリアすることで利用制限の判定が「▲」から「◯」となるため、手続き漏れがないかをチェックしておきましょう。)

パターン1の対処法:ソフトバンク/ワイモバイル ショップに来店・お客様サポートにチャットサポートまたは電話をして、翌月の請求分に残債を合算してもらうことで、繰り上げ返済を行う

判定変更までの所要時間:手続き後、1〜2ヶ月程度

ソフトバンク/ワイモバイルショップに出向く/お客様サポート(チャットもしくは157や0800-919-0157)に連絡し、「電話機本体代金の分割払いの繰り上げ返済を行いたい」旨を伝えることで、翌月(タイミングによっては翌々月)の請求分に残債を合算することができます。

なお、ソフトバンク/ワイモバイルでは一部の例外を除き、ショップに来店して、その場で現金やクレジットカード支払いによる、繰り上げ返済は受け付けていません。

ネットワーク利用制限の判定が「▲」から「◯」になるまでに、1〜2ヶ月程度時間がかかるため、なんらかの予定を組んでいる場合は注意が必要です。

パターン2の対処法:補償サービスを解約する

当該電話機にオプションとしてついている「あんしん保証パックプラス(ソフトバンク)/故障安心パック(ワイモバイル)」を解約します。
解約手続はオンライン・ソフトバンク/ワイモバイルショップ・お客様サポート(電話/チャット)で受け付けています。

[あんしん保証パック]解除方法を教えてください。 | よくあるご質問(FAQ) | サポート | ソフトバンク
https://www.softbank.jp/support/faq/view/12185

[My Y!mobile]オプションサービスの確認/申し込み/解除方法を教えてください。|よくあるご質問(FAQ)|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで
https://www.ymobile.jp/support/faq/view/27349

パターン1・パターン3〜4に該当しない場合は、最短で翌日にネットワーク利用制限の判定が「▲」から「◯」へ更新されます。

パターン4の対処法:オンライン機種変更の際に納品された新しいSIMカードを開通させる

オンライン等で機種変更を行った場合、機種変更後の電話機とともに、新しいSIMカードが納品されている場合があります。
新しいSIMカードが納品されている場合は回線切替を行うことで、最短で翌日にネットワーク利用制限の判定が「▲」から「◯」へ更新されます。

回線切替方法は、公式ページで案内されていますので、併せて参照してください。

・商品到着後の設定・開通手続き方法 | オンラインショップ | ソフトバンク
https://www.softbank.jp/online-shop/guides/setup/

・商品が届いたら|ご利用ガイド|オンラインストア|Y!mobile - 格安SIM・スマホはワイモバイルで
https://www.ymobile.jp/store/to_beginner/afterarrival/

ソフトバンク/ワイモバイルで電話機を購入していないにもかかわらず、利用制限の判定が「▲(三角)」と出ている場合の対処法

iPhoneの場合は、Appleストア/Appleオンラインストアで購入した場合でも、なぜかソフトバンクのネットワーク利用制限の判定が「▲」と出るケースが多くあります。
購入日・納品日の翌日には利用制限の判定が消えているパターンが多いため、1日ほど待ってみることをおすすめします。
下記の記事に具体例や対処法を掲載していますので、ご覧ください。

Appleストアで購入したiPhoneにソフトバンクのネットワーク利用制限「▲(三角)」判定がついていたときの対処法

AppleストアでSIMフリー版iPhoneを購入した場合、通信事業者の回線契約を締結していない場合は、ネットワーク利用制限の判定がつくことはありません。(各社「−(ハイフン)…

iPhone以外のメーカー直販のSIMフリー端末を購入した※にもかかわらず、ネットワーク利用制限の判定が「▲」と出る場合は、誤った登録がされている場合があります。
※中古端末(白ロム)販売店や正規流通経路ではない(楽天やヤフーショッピングなどの第三者出品者など)購入ルートの場合は、”実はメーカー→ファーストユーザーに対しての販売元がソフトバンク/ワイモバイルであった品”を再販しているケースがあるため、まずは販売元に相談することをおすすめします。

使用には問題ありませんが、実害が伴う場合は下記連絡先でネットワーク利用制限の判定を「ー(ハイフン)」に修正できる場合があります。
(メーカー→ファーストユーザーに対しての販売元がソフトバンク/ワイモバイルの代理店ではないことの確認が取れた場合)

ソフトバンク カスタマーサポート
0800-919-0157

10:00~19:00(年中無休)自動音声ガイダンスの短絡番号は都度変更となるため、公開を差し控えています。

ソフトバンク/ワイモバイル 利用制限の判定が「▲(三角)」から「×(バツ)」に変更される3つのケース

1.本体代金の分割払いの残債が支払われなくなった場合

本体代金の支払いが分割払いなどの方法で支払われており、まだ完納していない状態であるにも関わらず、残債の支払いが行われなくなった場合は、ネットワーク利用制限の判定が「▲(三角)」から「×(バツ)」に変更されます。
なお、この場合でも残債の支払いがすべて完了すれば、「×(バツ)」から「◯(丸)」に変更されます。

2.補償サービスに加入しており、補償を使用した場合

あんしん保証パックプラス(ソフトバンク)/故障安心パック(ワイモバイル)に加入している電話機において、「紛失」・「盗難」の届け出がされたことによって、ソフトバンク/ワイモバイルから新しい電話機の提供がされた場合は、「紛失」・「盗難」の被害にあったとされる電話機のネットワーク利用制限の判定が「▲(三角)」から「×(バツ)」に変更されます。

3.虚偽の申出による契約であることが判明した場合

本体代金の支払いが完了している(一括で支払い済み/分割支払いの場合、すべての支払が完了している)場合でも、虚偽の申し出や偽装された本人確認資料で契約していたことが判明した場合は、ソフトバンク/ワイモバイルは販売店から端末を「詐取」されたとして、該当する契約で購入された電話機のネットワーク利用制限の判定が「▲(三角)」から「×(バツ)」に変更されます。

解説は以上となります。

■ネットワーク利用制限の判定についての解説ページ(サイトマップ)

ネットワーク利用制限の判定についての解説ページサイトマップネットワーク利用制限の判定解説のサイトマップ
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