【概要】
日々、パソコンやスマートフォンを利用しているときに、データの大きさを意識することは多くあるかと思います。
データの大きさを意識する機会として、「今月のギガは足りるかな?」、「スマートフォンの空き容量が足らない!大きいファイルを消さなければ」、「スマートフォンを買い換えようかな? 本体の容量ってどのくらい必要なの?」などがあると思います。
この記事ではデータの大きさの単位について、説明していきます。
【データの大きさを表す単位】
データの大きさを表す単位として「byte(バイト)」があります。
世界中で使われている共通の単位(国際単位)です。
この「byte(バイト)」にK(キロ),M(メガ),G(ギガ),T(テラ)など【基本単位の前に付くアルファベットをSI接頭辞という】を加えることで、大きいデータのサイズを表現するときも、単位の前に付く数字の桁数が抑えることができ、簡潔に表現することができます。
この数値の表現方法はメートルとキロメートの関係と一緒です。
さて、データの大きさを表す単位として、どういったものがあるのでしょうか?
単位とともに、データの大きさの目安(文字数)を記していきます。
■byte(バイト)
基本となる単位です。
1byte(バイト)は【半角文字(例:abcde…z/0123..89/アイウ】1文字分の大きさです。
日本で使われている「ひらがな」・「カタカナ」・「漢字」は全角文字と呼ばれており、1文字あたり2バイトの大きさがあります。
■KB(キロバイト)
この単位からbyte(バイト)はBと略されることが多いです。
1KB(キロバイト)は1024byte(バイト)と同じです。
文字数で表すと、半角文字で1024文分、全角文字で512文字分に相当します。
※1KBを1000byteとする場合がありますが、この記事ではパソコンで扱うデータ量の計算法に従い、1024byteとしています。 以降の単位も同様の扱いです。
■MB(メガバイト)
1MB(メガバイト)は1024KB(キロバイト)と同じです。
文字数で表すと半角文字で1,048,576文字(104万以上)、全角文字で524,288文字分に相当します。
400字原稿を524,288文字で埋めると、1310.17枚になります。
■GB(ギガバイト)
1GB(ギガバイト)は1024MB(メガバイト)と同じです。
文字数で表すと半角文字で1,073,741,824文字(10億以上)、半角文字で536,870,912文字(5.3億以上)分に相当します。
400字原稿を536,870,912文字で埋めると、1,342,177.28枚(134万以上)になります。
■TB(テラバイト)
1TB(テラバイト)は1024GB(ギガバイト)と同じです。
文字数で表すと半角文字で1,099,511,627,776文字(1兆以上)、全角文字で549,755,813,888文字分(5千億以上)に相当します。
400字原稿を549,755,813,888文字で埋めると、1,374,389,534.72枚になります。
■TB(テラバイト)より大きい単位
ここからは単位の紹介のみを行います。
・PB(ペタバイト)
1PB(ペタバイト)=1024TB(テラバイト)
・EB(エクサバイト)
1EB(エクサバイト)=1024PB(ペタバイト)
・ZB(ゼタバイト)
1ZB(ゼタバイト)=1024EB(エクサバイト)
・YB(ヨタバイト)
1YB(ヨタバイト)=1024ZB(ゼタバイト)