【概要】
au3G【旧名称:CDMA 1X(シーディーエムエー ワンエックス)・CDMA 1X WIN(シーディーエムエー ワンエックスウイン)】はKDDIならびに沖縄セルラー電話がauブランドで展開している携帯電話機・データ通信端末向けに提供している3G(第3世代移動通信システム)サービスです。
通信方式は「CDMA2000 1xRTT」を使用しています。
【沿革】
2002年4月1日
CDMA 2000 1X(以後、CDMA 1Xxに改称)として2002年4月1日にサービス提供開始
2003年11月28日
上位規格であるCDMA 1X WINがサービス提供開始
2012年7月22日
一部周波数帯を停波し、影響を受ける契約はサービス提供を終了
2012年11月2日
au 3Gに改称
2018年11月7日
新規契約受付を終了
2022年3月31日
サービス完全終了ならびに停波が予定されている
【特徴】
■パケット通信料金定額の先駆け
日本国内の携帯通信事業者では一番早くパケット通信料の定額を始めました。
(2003年11月28日/EZフラット/パソコン接続時は除く)
■規格上の通信速度
■SIMカードの差し替えにはまったく寛容的ではなかった(ミニコラム)
au 3G対応機種※は端末が初めて認識したSIMカードの固有番号(ICCID)を記憶し、固有番号が異なるSIMカードを差し込んでも使うことができませんでした。
(レベル2SIMロックと言われます。)
※2010年夏モデル以前に発売されたすべてのau ICカード対応機種ならびに2010年冬モデル以降に発売された一部の機種
au契約者同士であってもSIMカードの入っていない携帯電話機(白ロム)を使い回すことはできず、例えば家族や友人から携帯電話本体のお下がりをもらったとしても、SIMカードを差し替えるのみでは使用することができませんでした。
どうしても白ロムを使用したい場合はauショップで「携帯電話本体に登録されているSIMカード変更手続き」が必要であり、手数料として2000円(税抜)が次月請求に加算されました。
※「携帯電話本体に登録されているSIMカード変更手続き」を行ったあとに、また別のSIMカードで使用することとなった場合は、その都度に手数料が発生しました。
※同じ時期において、NTTドコモやソフトバンクでは携帯電話機の販売元通信事業者から発行されたSIMカードであれば、差し替えるだけで使用することができました。
しかしながら、KDDIならびに沖縄セルラー電話は盗難抑止という名目で厳しいSIMロックを行っていましたが、契約者の立場としては他の携帯通信事業者の契約者と比べ、中古携帯電話機を利用する自由が奪われていました。
KDDIならびに沖縄セルラー電話は合理的ではない縛りを契約者に対して行っていたことになります。