【概要】
データ通信端末とは携帯通信事業者のネットワークを利用して、パソコンなどでデータ通信(インターネットなど)を利用するための専用機器を指します。
携帯電話機と異なり、通話やSMSは利用できません。
【データ通信端末の種類】
データ通信端末には次の種類があります。
■Wi-Fiルーターとして利用できる端末(主流)
・持ち運びができるWi−Fiルーター機能付きデータ通信端末(モバイルルーターとも呼ばれます。)
最近の機種ではタッチパネル付き液晶が搭載されており、本体だけで初期設定ができる機種も多くあります。
・自宅や事業所などに設置して利用することができるWi−Fiルーター機能付きデータ通信端末
モバイルルーターと比べ、Wi-Fiの接続可能台数や電波の届く範囲が広くなっていることが特徴です。
また、Ethernetケーブル(LANケーブル)を利用した接続に対応している機種もあります。
持ち運びを想定していないため、コンセントから電源を取る必要があります。
■パソコンで利用することを想定して設計されている端末
モバイルルーターと異なり、USBポートから直接電源の供給を受けるため、充電する必要がありません。
現在の販路は法人向けが主流です。
・カードスロットに挿入して利用するデータ通信端末
現在はこれらの規格が使えるパソコンが少なくなったことにより、このタイプのデータ通信端末が新たに発売されることは無くなりました。
※CFカードはPDA端末などで用いられていた規格です。