【概要・特徴】
RAM(ラム)とはRandom access memory(ランダムアクセスメモリ)の略語です。
パソコンのパーツやスマートフォンのスペック表などには「メモリ」と記載されており、RAMと同じ意味を持ちます。
RAMはSRAM(Static Random Access )とDRAM(Dynamic Random Access Memory)の2種類がありますが、一般利用者向けのパソコンやほぼすべてのスマートフォンではDRAMがメモリとして採用されています。
なお、メモリ(memory)は「記憶」という意味を持ちますが、RAMは電源の供給がされている間はRAM内に情報を保持しますが、供給が絶たれるとRAM内の情報は失われます。
そのため、揮発性メモリに分類されます。
【RAMの役割】
パソコンや携帯電話機(スマートフォン)において何らかの作業や動作を行う際、CPU(頭脳部分)が演算を行っています。
そのCPUが演算を行う際に作業に必要な情報を読み込む/それらを保持するという役割をRAMが担います。
RAM容量が大きいと、同時に開いている(動作している)アプリケーションが多い場合、動作速度が低下しにくいという効果を得られます。
(作業に必要な情報を読み書きする動作が速いため。)
逆に十分なRAM容量がない場合、同時に開いている(動作している)アプリケーションが多い場合や、重たい作業を実行することで、動作速度が大きく低下してしまい、使用に影響が出ることがあります。
パソコンやスマートフォンでも同様の役割をするRAMというパーツですが、普段ご自身がどのような作業をしているかによっても適切なRAM容量は異なっていきます。
購入する前に自分に見合ったRAM容量がどのくらいであるかは目安を決めておくと良いでしょう。
【RAMの適切な容量(参考)】
■スマートフォン(タブレット端末)の場合
■パソコンの場合
いずれの場合においても演算処理はCPUで行うことを考えると、RAM容量とCPUの速度どちらも十分あり、自身の利用方法に適した機種であるかどうかを見極めた上で、購入を決断することが大切なことになります。