【概要①】

Band(バンド)は周波数帯(しゅうはすうたい)と同じ意味を持っています。
電気信号や電波などにおいて、使用する周波数の範囲のことを周波数帯と言います。

電波は限りのある資源であることや、同じ周波数を異なる目的で使用することで干渉や機器の誤作動が発生する可能性があります。
これらの問題を防ぐため、多くの国では使用する周波数帯の区分けは国の機関や国が指定した機関が行います。

日本では、総務省が使用する周波数の区分けを指定したり、違法な電波利用がないかの監視を行っています。

出典:総務省電波利用ホームページ−周波数帯ごとの主な用途と電波の特徴
https://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/freq/search/myuse/summary/

【概要②(携帯電話)】

スマートフォン(携帯電話機)の対応周波数帯の話題でよく挙がる「Band1」・「Band2」などがあります。
このBand(バンド)とは「3GPP」という携帯電話・移動通信システムの国際的な仕様標準化プロジェクトによって策定された周波数帯に対して、番号を割り当てたものを指します。

3GPPにて策定された周波数帯に対して割り当てられるバンドの事は次の通り呼称されています。

なお、日本において携帯電話の無線通信を行うための周波数として、以下に示す範囲の周波数帯が総務省から携帯通信事業者に割り当てられています。(2018年8月時点)

出典: 平成30年度 携帯電話・全国BWAに係る 電波の利用状況調査の評価結果 総務省(3頁より)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000572035.pdf

なお、携帯通信事業者の事業展開状況などにより、割当周波数は変更される可能性があります。

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