【概要】

4G(第4世代移動通信システム)とは携帯電話の通信システムの1つです。

4Gと呼称される通信規格には3Gと4Gの中間的な技術であるLTE(3.9G/3.9世代通信システムとも呼ばれる)も含まれます。

LTEを含めるとNTTドコモは2011年にXi(クロッシィ)、auソフトバンクは2012年に一般利用者向けのサービス提供が始まりました。
2020年現在、主要となる通信規格となっています。

【特徴】

注:主に日本においての特徴について記述しています。

画像出典:Wikipedia(歩きスマホ)

従前の通信方式に比べ超高速大容量通信※を現実し、高品質な動画コンテンツなどをインターネットを経由して、屋外で視聴できるなどの進化を遂げています
※50Mbps~1Gbpsの速度を実現しており、固定回線と遜色のない感覚で利用できるようになりました。
この通信システムとともに、スマートフォンの普及が大きく進みました。

大多数の方が持っているスマートフォンでYouTubeを始めとする動画配信サービス・LINEなどのインターネット電話やビデオ電話が屋外にて高品質で利用できるのは、この通信システムのおかげと言っても、過言ではありません。
また、インターネット上でサービスを提供する企業は、この超高速大容量通信のおかげで提供できるサービスの幅が広がりました。

なお、この通信システムの普及とともに、ほとんどの携帯通信事業者はデータ通信の使い放題は設けず、利用者が必要とするデータ通信量に応じた価格設定を行うようになりました

出典:NTTドコモのパケットパックプラン(現在は受付終了)
※現在は使用量に応じた段階的な課金を行っている通信事業者がほとんどです。

【仕様】

注:主に日本においての仕様について記述しています。

■使用されている周波数

【今後の動向】

今後も当面の間は継続して提供される通信サービスであり、楽天モバイルが参入したことにより価格やサービスの競争が高まるものと考えられます。
また、CA(キャリアアグリゲーション)という仕組みにより、複数の周波帯を束ねて使用することで、通信速度のさらなる高速化や安定性の向上が大きく図られた上で、提供されています。(対応機種に限り)

画像出典:NTT DOCOMOテクニカル・ジャーナルVol.25 No.1 (Apr.2017) 10頁 図4より

※この仕組は携帯通信事業者の基地局と、利用者向けに販売する携帯電話機に内蔵されているアンテナの数を増やすことにより、高速化や安定性の向上が実現します。

今後も新技術などの開発により、新しいサービスなどの展開があるものと思われます。

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