旧タイトル:既存のAppleCare+についても特価で修理を受けられる回数の上限が撤廃され、無制限に【ただしキャリア版Apple Care関連サービスは対象外】

この記事の内容は古くなりました。(2023年3月2日時点)
いずれリライトもしくは削除を行いますが、古くなった内容のポイントを次に挙げます。
・キャリア版Apple Care(Apple Care Services)でも、特価で修理を受けられる回数の上限が撤廃されています。
ただし、auの故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloud+については、特価で修理を受けられる回数の上限が設定されています。
すなわち【ただしキャリア版Apple Care関連サービスは対象外】ではないということです。

もし、Apple Care+/Apple Care Servicesについて、最新の情報をご覧になりたい場合は、次の記事を参照いただければともいます。

【何が違う?】限定保証/AppleCare+/Apple Care Services【iPhone】

この記事ではiPhoneのApple公式保証の種類・保証内容やそれぞれの差異について、解説しています。 こんにちは、スマ辞書ライターです。iPhoneを購入しようとしたとき・購…

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こんにちは、スマ辞書ライターです。
Apple Care+(アップルケアプラス)で特別価格で受けることのできる、修理・物損事故の場合の修理回数が無制限になったことは、多くのニュースサイトなどで見受けられているかと思います。

さて、既存のAppleCare+加入者はどうなの?という疑問について、まとめていきます。

また、キャリア版Apple Care関連サービスについても、Apple・NTTドコモ・auおよびソフトバンクにそれぞれ問い合わせを行った結果を掲載しています。

【そもそも変更点とは?】

変更前
・破損や過失による故障の修理は1年間に2回までは特別価格で受けることができる。

変更後
・破損や過失による故障の修理の特別価格での提供回数の上限を撤廃

※破損や過失による故障の修理の特別価格については、下記リンクをご覧ください。
https://www.apple.com/jp/support/products/iphone/

(注意点)
紛失・盗難プランに加入中の場合、紛失・盗難の事象があった場合でも、代替機の提供による補償は1年間に2回までとなります。
この点は、変更はありませんでした。

【既存のAppleCare+の修理回数の上限も無制限に】

すでにAppleCare+に加入しており、2022年9月7日時点で有効な状態であれば、今回の変更も適用されます。

なお、適用される範囲はAppleが直接提供している「Apple Care+」に限られます。
キャリア版Apple Care関連サービスに関しては、今回の変更の適用を受けないため、注意が必要です。

【携帯通信会社の提供するAppleCare関連サービスは今回の変更の対象外(キャリア版Apple Care)】

各携帯通信会社のApple Care関連サービスでは、「修理サービスの上限回数が撤廃されている告知がされていないな」とふと疑問に思い、問い合わせをしました。

実は、Appleが提供する「Apple Care+」と、携帯通信会社が提供する「Apple Care Services(便宜のためApple Care関連サービスと呼びます)」は異なるものであるということがわかりました。

・結論として

各携帯通信会社が提供するApple Care+を内包するApple Care Servicesは、各事業者がサービスの差別化を図るために、個別にカスタマイズした上で提供されています。
このため、携帯通信会社が提供するApple Care +(Apple Care Service)は、Appleの提供するApple Care+と内容が異なる場合があり、また、提供条件も各携帯通信事業者のWEBページや契約書に記載されている内容のとおりとなります。

Appleサポートからの回答

とのことでした。


今回のAppleの「修理回数の上限が撤廃され、無制限になる」といった内容が適用されるのかを、各通信事業者に問い合わせてみました。

結果は次のとおりです。

・au

auは「故障紛失サポート with AppleCare Services」もしくは「故障紛失サポート with AppleCare Services & iCloud+」を提供しています。

iPhone本体、バッテリー、および付属のアクセサリのハードウェア製品保証・過失や事故による損傷(落下、液体接触による損傷)に対する修理などのサービスについての補償は1年で最大2回補償されます。

また、詳細な提供条件は次のURLをご確認ください。
https://www.au.com/iphone/service/warranty-acs-icloud/

auチャットサポートからの回答

結果→「修理回数の上限が撤廃され、無制限になる」は適用されない

・ソフトバンク

ソフトバンクは「あんしん保証パック with AppleCare Services」を提供しています。

「自然故障」の場合は、
加入期間中は何度でもご利用いただけます。
「物損」の場合は、
修理割引、配送交換、盗難紛失での配送交換、エクスプレス交換サービス、盗難・紛失プランの利用とあわせて、
1年間で2回までご利用いただけます。

特典の利用可能回数は、1年単位でリセットされ、再度特典をご利用いただけます。

ソフトバンク 購入前のチャットサポートからの回答

結果→「修理回数の上限が撤廃され、無制限になる」は適用されない

・NTTドコモ

ドコモは「AppleCare+ for iPhone/AppleCare+ 盗難・紛失プラン」を提供しています。

ドコモで販売しているAppleCare+の詳細は、下記をご参照ください。
https://www.nttdocomo.co.jp/iphone/support/care/

NTTドコモ オンラインショップ チャットサポートからの回答

念の為、「ドコモでAppleCare+に加入した場合は、特別価格での修理を受けることができる回数は、2回/年ということで相違ありませんでしょうか?」と質問したところ下記の回答となりました。

はい、ご認識の通りでございます。

NTTドコモ オンラインショップ チャットサポートからの回答

結果→「修理回数の上限が撤廃され、無制限になる」は適用されない

・まとめると

いずれの通信事業者も、「修理回数の上限が撤廃され、無制限になる」は適用されないという結果となりました。

携帯通信会社のApple Care Serviceに加入中・これから加入しようと考えている方は、十分にご留意ください。

また、Appleサポートからは

各携帯通信事業者によって、提供されるサービスの内容が異なるため、契約書などをよく確認するようにしてください!

Appleサポートからの回答

とのことでした。

「たしかにとても大切なことかも」と、思いました。

【(参考)Apple Care/Apple Care+/Apple Care Servicesの違い】

iPhoneのApple Care・Apple Care+およびApple Care Servicesの違いを表にまとめています。
携帯通信事業者(キャリア)のApple Care関連サービスについては「Apple Care+」ではなく、「Apple Care Services」を参照してください。

【おわりに】

Apple版Apple Care+と携帯通信会社版Apple Care+(Apple Care Service)のサービス提供内容に差異が発生する結果となり、少しわかりづい状態となりました。

まずは、ご自身のApple Careはどこで購入(契約)しているのかを、確認した上で、提供条件がどうなっているかを確認することが必要となります。

以上、リポートでした。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

===2022年9月16日追記===
ソフトバンクのApple Care Servicesに加入しているiPhone12 Proの保証状況を「Appleの補償状況とサービス期間」でチェックしてみたところ、「AppleCare+ 盗難・紛失プランには、iPhone のテクニカルサポートとハードウェア保証がついています。また、過失や事故による損傷に対する修理などのサービスは何度でも、盗難・紛失に対する保証は 12 か月間で 2 回まで受けられます (1 回ごとにサービス料がかかります)。」と表記されています。

ここまでの問い合わせ内容に対する回答に相違があるのか、「Appleの補償状況とサービス期間」ページの表記に誤りがあるのかは現時点では不明です。
もし、携帯通信事業者のApple Care Servicesを使った物損時の保証について、1年間で3回以上でも適用されたなどの情報がありましたら、ぜひタレコミしていただけますと嬉しく思います。

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