【はじめに】
携帯通信事業者から販売されたAndroid搭載スマートフォンは原則、SIMロックが施されています。
Android搭載スマートフォンのSIMロック解除作業手順について、解説していきます。
※メーカー直販やSIMフリー製品を購入した場合は、SIMロックが施されていない状態で販売されていますので、解除手続きや解除作業は不要です。
なお、この手順を行う前に、あらかじめ携帯通信事業者のSIMロック解除手続きと解除コードを取得している必要があります。
日本の携帯通信事業者のSIMロック解除手順については、次の記事が参考になります。
NTTドコモから発売された携帯電話機(スマートフォン)のSIMロック解除手続き手順
auから発売された携帯電話機(スマートフォン)のSIMロック解除手続き手順(UQモバイルも共通)
ソフトバンク・ワイモバイルから発売された携帯電話機(スマートフォン)のSIMロック解除手続き手順
UQモバイルから発売された携帯電話機(スマートフォン)SIMロック解除手続き手順(外部ページ)
ワイモバイルから発売された携帯電話機(スマートフォン)のSIMロック解除手続き手順(契約中)(外部ページ)
【au版Androidスマートフォン・PixelシリーズのSIMロック解除について】
「au版Androidスマートフォン」と「Pixelシリーズ」は、SIMロック解除方法が特殊な方法となっており、これから紹介するSIMロック解除手順を用いることができません。
au版・Pixelシリーズに当てはまる場合は、次の記事を参考にしてください。
au版AndroidスマートフォンのSIMロック解除作業手順
・iPhoneのSIMロック解除作業については、次の記事をご覧ください。
【必要なもの】
・販売元携帯通信事業者以外から発行されたSIMカード(他社SIMカード)
・SIMロックを解除するAndroidスマートフォン
・携帯通信事業者から発行されたSIMロック解除コード
【操作方法】
①Androidスマートフォンの電源をオフにします。
②販売元携帯通信事業者以外から発行されたSIMカード(他社SIMカード)を挿入し、Androidスマートフォンの電源をオンにします。
③SIMロック解除コード(解除PIN)の入力を求められます。
携帯通信事業者から発行されたSIMロック解除コードを入力します。
④SIMロック解除が成功すると「SIMロック解除成功」の旨が表示され、Androidスマートフォンは再起動し、どの携帯通信事業者のSIMカードでも読み取ることができるようになります。
※通信等をするためには別途設定が必要です。
※携帯電話機の対応する周波数帯や通信方式が携帯通信事業者の使用している周波数帯と合わない場合は、SIMカードを読み込むことができても、通信は一切できません。
※SIMロック解除コードが異なるなどの理由で、SIMロック解除ができない場合は、携帯通信事業者へ問い合わせが必要です。
【AndroidスマートフォンのSIMロックの仕組み】
携帯通信事業者が販売するAndroidスマートフォンは、出荷時にSIMロックが有効な状態で出荷されます。
SIMロック解除コードはメーカーや携帯通信事業者が保有しており、契約者やスマートフォン利用者がSIMロック解除の要求を行うと、解除コードを発行する仕組みとなっています。
なお、SIMロック解除コードは一定のアルゴリズムがあるようで、それを解析した事業者等が非公式ながらSIMロック解除コードを販売しているケースもあります。
いずれの場合も、通常は一度SIMロック解除作業を行うと、再びSIMロックが有効になることはないため、特別な事情で携帯通信事業者にSIMロック解除コードの発行を要求できない場合は、非公式のSIMロック解除コード発行事業者から解除コードを購入することも一つの手段として、頭に入れておくとよいでしょう。(自己責任にて購入・使用する必要があります。)