【はじめに】

iOS16から搭載されたeSIM転送機能、便利ですよね。


でもauを契約していて特定条件下においてeSIM転送を実施すると、「プラン変更」が必須となり、事務手数料が課金されることが分かりましたので、注意喚起の意も込めて記事にいたしました。

【何が罠なのか?】

eSIM転送を行う機種の組み合わせによっては、事務手数料3,300円がかかるケースがありますが、手続き上で少し分かりづらい表記となっており、ポチポチ進めていき手続きを完了させると、課金されるシステムとなっていることより、注意喚起の意味を込めて「罠」と表現しました。

後述しますが、事務手数料をかけずとも、手続きできるパターンもあるため、「罠」感がさらに高まるといった所感です。

【特定の条件下とは?】

次の条件の全てが揃った場合手続きを完了させると事務手数料(3300円)が課金されます。

①auのプランで契約している(UQモバイル,povoは事務手数料が発生しない‘はず’)
②iPhoneの「eSIM転送機能」を使用してSIMカード情報を転送した場合
③4G端末(5G非対応端末)←→5G対応端末間でSIMカード情報を転送した場合

例)
・5G対応端末から 4G端末(5G非対応端末)にeSIM情報を転送しようとした場合
・4G端末(5G非対応端末)から5G対応端末にeSIM情報を転送しようとした場合

具体例)

【事務手数料がかかるパターンにおける、iPhone上の表示(eSIM転送時)】

eSIM転送操作中に、プラン変更を促す(強制)画面が表示された場合は、手続きを完了させると、「事務手数料」が請求されます。
どんな感じの表示であるかは、下記に示します。

■(ちなみに)事務手数料が発生しないパターンの画面遷移

■5Gから4Gのプランに変更が必要なパターン

※ぶっちゃけ、5GプランのSIMカードは4G対応端末でも使用できる可能性が非常に高い(動作保証なし)ため、事務手数料を請求されるのはかなりもったいないです。

■4Gから5Gのプラン変更(これは仕方がない)

※4GプランのSIMカードは5G対応端末では通信できないため、ここで発生する手数料については、仕方がないかな?といった所感です。
そもそも4GプランのSIMカードでも5G対応端末で4G通信だけでも使えればいいのでは?と思うのですが。

【一応回避策はある(5Gプランで4G端末にeSIMを移動させる場合のみ)】

WEB上で手続きを行うことで、事務手数料を払わなくともeSIMを別端末に移行できます。

詳しい手順は、次の記事をご覧ください。

【物理SIM→eSIM/eSIM→eSIM】すぐできるau/UQモバイルのeSIM再発行(切替)【手順・簡略URL】

こんにちは。auのeSIM再発行(物理SIM→eSIMまたは、eSIM→eSIM)の手順がかなりわかりにくくて、自分がアホなのかわからなくなっているスマ辞書ライターです。嘆いても仕方が…


(5GプランのSIMカードは動作保証はありませんが、4G端末でも利用できます。)
スマ辞書では5Gプランのau回線を次の機種で動作することを確認しました。
・iPhone SE(第2世代)
・Pixel4a(G025M)
・Rakuten mini

※4GプランのeSIMプロファイルを5G対応端末に保存しても、利用できないことに注意が必要です。

【おわりに:ちょっとないかなau】

大変便利なeSIM転送機能ですが、このような形で事務手数料を徴収することをあきらめないKDDI(au)の姿勢に対して、スマ辞書ライターは本当に残念な気持ちです。

便利な機能も、通信事業者のつまらない確執(集金体制)のせいで、利便性を損なうことが将来に渡り改善されることを願うばかりです。

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

  • X

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。